今回は
”学びの現場に行ってみた”
というお話をしたい思います。
#今一度考えてみて欲しい
#子供に必要な力ってなに
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芥子山小学校の探検へ
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6/6(金)9時前に
岡山市東区にある芥子山小学校へ行き
小学校3年生の芥子山の探検の引率の
ボランティアに行って来ました。
芥子山小学校の下駄箱から
靴履きたてホヤホヤの小学3年生が
元気よく飛び出して来て
「おはようございまーす」
という元気のいい挨拶から始まり
その後の芥子山の探検が楽しくなることが
簡単に予見することが出来ました。
今回このボランティアに参加したのは
青木君・ナミさん・ふみふみ・私
の4人で行って来ました。
8人ぐらいの先生とボランティア7人の
計15人が3つのコースに分かれて
それぞれのコースの目的地を目指しました。
コースは
・ロング →青木君とふみふみ
・ミドル →ナミさん
・ショート→私
を担当しました。
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目的地と全体像を知ること
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スタートはロングコースから
次はミドル、最後がショートの順番で
出発をしました。
スタートしてすぐに生徒の一人から
「先生、登りってあるんですか?」
と質問がありハッと気付きました。
”この子達は、自分達がどこに行くか
何も知らずに、ただ私の後に付いて
来ようとしている”ということを
それじゃダメだ。と
早速、みんなに集合してもらって
地図を見せて
「小学校がここだから、ここを通って
今からここに行きまーす。」
という全体の行程を見せると
子供達から
「ここの道知ってる」
などいろんな反応が返って来ました。
この反応を見て
「子供達もどこをどう通って行くかを
知りたかったんだろうな」
ということを。
その後の道中では
農家の方に作物の名前を聞いたり
農作業中の方に大きな声で挨拶したり
蝶々・トンボ・カメ・アメンボ・毛虫と
多くの生き物を見つけては
みんなで情報共有していました。
この正解のない答えを探すことが
学びであり成長だなぁと感じていました。
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子供は見た目じゃない
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参加者の中には母親と一緒に完全に遅刻し
当たり前にやってきた女の子の姿は
靴のかかとが踏まれてサンダル状態で
靴下は履いてなく裸足・・
髪の毛は金髪に染めてる子が居ました。
その見た目は昔で言う”不良少女”で
その子が私の班の中に入っていました。
その女の子が、ずっと私に
「先生、先生、聞いて聞いて」
と話しかけてくれる姿を見ると
この女の子は
コミュ力が高くて人と溶け込みやすく
人としての魅力があるなぁ
と感じました。
多くの場合人は見た目で判断されるけど
どんなに真面目な見た目より
・人と会話を楽しむことが出来ること
・笑顔で話をすることが出来ること
そういったことが出来るだけで
社会ではうまく立ち振る舞って
生きていけると思います。
そういう力があることを
教えてあげたらいいと思います。
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小学3年生の現実世界
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目的地のお寺に着くと
お寺の住職様から大切な話を聞いてる時に
そんな折に一人の女の子が
「正座で話を聞かないといけないよ」
とヒソヒソ声でと話してました。
でも、正座で座らないといけない
と言うことなんて誰も言ってないんです。
私の考えでは
正座でも体育座りでも何でもいいから
目と耳を傾けて話を聞いて
しっかりと反応を取ってあげるといいなぁ。
と思っています。
でもここで大事なのは
”なぜ”という気持ちを起こすことです。
”なぜ、目と耳を傾けて反応を取る”
という事をしたらいいと思うのか?
という理由を明らかにすることです。
目と耳を傾ければ
しっかり相手の言葉が頭の中に入ります。
反応を取れば
相手は聞いてくれてると思い
もっと伝えようと思ってくれます。
そうすれば、もっといろんな事を聞ける
チャンスが広がるからです。
もしあなたが話をして
しっかり反応してもらえたら
”あなたはどう思いますか?”
きっと嬉しくなりますよね。
という事を教えてあげたらいいです。
理屈が分かれば理解が出来るんです。
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小学校の先生の謎ルール
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小学3年生ご一行は
常に手に水分を持っていて
それを飲む時には
・必ず先生の許可を取る
・必ず止まって飲む
というルールがあることが
我々ボランティア陣も分かりました。
しかし喉が渇いて水分を取るだけなのに
なぜ先生の許可がいるんでしょうか?
そして全員で止まって飲まないと
いけないんでしょうか?
社会人になって
水分をみんなで一斉に摂ることなんて
あったことないんですけど。
それについて疑問を持って欲しいし
それに答えれるだけの説明を用意して
子供達にわかりやすく説明して欲しい
と思いました。
あーしなさい、こーしなさい
とルールを決めた方が子供達は
まとめやすいということは分かります。
子供の成長において
みんなと同じ行動をすることが目的?
となっているんでしょうか?
私は子供達一人一人が将来
自分で考えた自分の道を切り拓いて
自分の幸せのために生きていくこと
それこそが幸せに生きる
ということなんだと思います。
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まとめ
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子供達一人一人の幸せの基準は
みんな違うと思います。
しかし、その幸せの感じ方の違いなんて
学校で教えてくれることはありません。
幸せのなり方というのは
自分自身で考え感じることです。
この条件が揃えば、みんな幸せになる
なんていう答えなんて無いんですから。
自分の幸せを考える授業は
あってもいいんじゃいかなぁ
と思います。
そんな授業かあれば
みんなの幸せはそれぞれ違っていいんだ
ということが分かると思います。
ただ、自分の幸せを考える時に
いろんな角度から自分を見る必要があり
客観的に見る力も必要です。
世の中に正解はないというように
それぞれの人の中に正解があります。
だから人と違っていいんです。
自分の幸せなんて、コロコロ変わりますし
変わっていいと思います。
誰かに教えられる正解を求めるより
自分自身で考えた幸せを探したらいい。
そうするためには、いろんなことを
学ぶことが大切だと思います。
そうしないと浅い考えでしか
物事を見ることが出来ないし
浅い考えだと本当の自分自身の答えに
辿り着けないと思います。
だからこそ、学ぶことが必要不可欠です。
学びとは”知りたい”という
興味の延長線上にあります。
この”知りたい”という気持ちを
いかに掘り起こして大切に育てるか?
ということが大切です。
人は知らないことを知ることに
喜びを感じるようになれば勉強します。
それは一つの成功体験です。
学校の勉強でもゲームの勉強でも
スポーツの勉強でも習い事の勉強でも
自分が本気でやりたいことに没頭させて
一生懸命出来ることに燃えさせれば
いいと思います。
この課外授業が
ただのイベントとして楽しかった
ということだけでなく
もっと深い学びや発見を得れ事を
やれたらいいなぁと反省した一日でした。
子供の成長の現場からは以上でーす!