5/5朝6時過ぎに四万十市の駅に集合した我々6人は
地図を渡されたと思ったら、電車に乗せられいざ出発となった。
オリエンテーリングなのに、コンパスを忘れるという失態に
「誰かコンパス持ってない?」
と友人に頼めれる関係なのも大切なことだ。
山の中をひたすらコンパスと地図を照らし合わせる。
ヒントを探るために
コンパスで方向を合わせ→地形を読み取る
この繰り返しで、現在地を知るという作業を
10時間以上繰り返し続ける。
いやはや、オリエンテーリングとは
根気と集中力が必要なスポーツなのだ。
バディである青木君とたわいもない話をしながら
地図とコンパスはいっ時も離さない。
立ち止まっては地図とコンパスを確認し
ずっと歩き続ける。
細心の注意を払って進んでいても間違いは起こる。
大切なのは、この間違いからのリカバーなのだ。
どうだろう。
大人になってから失敗しそうなことに
身を傾けてみることがあるだろうか?
出来そうなことを選んでやってないだろうか?
私自身、オリエンテーリングを始めてから10年以上経つが
未だに間違え、絶望する。
それがオリエンテーリングであり
それが人生と重なる部分である。
子供の頃から大人になり大きく変わることは
失敗を恐れて挑戦しなくなることだ。
誰も失敗なんてしたくない。
その気持ちはよく分かる。
失敗を恐れて今出来ることだけやっていたら
出来る事はどんどん無くなり、成長しなくなる。
そんなことを考えながら、この旅を終えた。