昨日は、空き家アドバイザー協議会の9月例会に参加するために、児島商工会議所に行って来ました。
空き家アドバイザー協会のメンバーには
・建築の専門家
・測量の専門家
・開発の専門家
・不動産の専門家
・相続の専門家
・登記の専門家
・片付けの専門家
・解体の専門家
と、いろいろな専門家が
空き家の実例をどう解決するか?
という事を話し合います。
それ以外にも
全国的な古民家再生協会の動きや
国への要望なども話し合われます。
この会には
倉敷市役所建築指導課の空き家の担当者も
ご参加いただき、倉敷市内の空き家の現状を
いろいろと教えていただいています。
それに加えて
今回は測量と開発の専門家から
・市街化区域と市街化調整区域の違い
・線引き区域と非線引き区域の違い
など
直接質問形式で教えていただきました。
倉敷市内の空き家の現状は、全国的な傾向と同様に空き家の増加が問題となっており、特に過疎化や高齢化が進む地域で顕著です。以下に現状と問題点をまとめます。
1. 空き家数の増加
倉敷市では、近年、空き家の数が増加しています。これは日本全体で進行している人口減少や高齢化の影響が反映されたもので、特に市街地から離れたエリアや旧市街地で多く見られます。倉敷市内には、1万軒を超える空き家が存在しているとされています。
2. 空き家の種類
空き家には、売却待ちの物件、賃貸に出されている物件、そして放置されている物件があります。老朽化した空き家は治安や防災の観点からも問題があり、倒壊や火災などのリスクが高まります。
3. 空き家対策の取り組み
倉敷市は、空き家対策として以下のような施策を講じています。
- 空き家バンク制度: 空き家の有効活用を促進するため、空き家バンクを通じて空き家の売買や賃貸をサポートしています。
- 補助金制度: 空き家をリフォームして居住する際に、一定の条件を満たすと補助金を受け取ることができる制度も用意されています。
- 空き家対策条例: 倉敷市では特に問題のある空き家に対して、所有者に適切な管理を求め、場合によっては行政が強制的に対応することができる条例を設けています。
4. 課題
- 老朽化した空き家の増加: 空き家の多くは築年数が経過しており、修繕費がかかるために放置されることが多く、これが防災や景観の問題につながっています。
- 需要と供給のミスマッチ: 空き家を購入したいというニーズはあるものの、地域や物件の条件が合わず、売却が進まないケースもあります。
倉敷市は、こうした空き家問題に対して積極的に取り組んでいますが、根本的な解決には時間がかかると見られています。
そんな実践の学びの現場からは以上でーす!
正直不動産は学び続けます!