
住居の需要が高く、建物の建築が推奨されているはずの「市街化区域」。 「倉敷市内の市街化区域だから、売りに出せばすぐ買主が見つかるでしょ!」と思っていませんか?
実は、現実はそこまで甘くありません。どれだけ人気のエリアや市街化区域であっても、「なぜか全然問合せが来ない」「価格を下げても売れ残り続ける」負動産が倉敷市内にはフツーに存在します。
今回は、現場で実際に起きている「市街化区域なのに売れない理由」をランキング形式で5つご紹介します。「ウチの土地、大丈夫かな…?」と少しでも不安な方は、ぜひチェックしてみてください。
第1位:軽自動車すら入れない!?「道路問題(再建築不可・狭隘道路)」
倉敷市内でダントツに相談が多いのが、この「道が狭すぎる問題」です。
どんな状態?:前面道路の幅員が4m未満でセットバックが必要だったり、そもそも建築基準法上の道路に接していなかったりする物件。
倉敷のリアル:歴史のある老松や阿知、あるいは水島エリアの古い住宅街などに多く見られます。昔からの路地(いわゆる「2項道路」や無位置指定道路)に面していて、「軽トラックでギリギリ」「車が入らないから近隣の月極駐車場を借りるしかない」という土地です。
なぜ売れない?:今の家を壊して新築しようとしても建替えができなかったり(再建築不可)、建築費用が跳ね上がったりするため、一般的な買主は一気に敬遠します。
第2位:道路と敷地に大きな段差!「擁壁・高低差(大規模工事が必要)」
「日当たりが良い高台だから人気が出そう!」と思いきや、落とし穴になるのが「高低差」です。
どんな状態?:道路より敷地が数メートル高い、あるいは低い位置にある土地。古いコンクリート擁壁や石積みが崩れかけているケースも。
倉敷のリアル:鶴形山周辺の斜面地や、児島・玉島エリアの高台住宅地でよく見られます。
なぜ売れない?:家を建てる前に「擁壁のやり直し」や「がけ条例の対策工事」が必要になり、解体工事とは別に数百万円〜1,000万円単位の解体・補強費用がかかってしまうから。「土地自体は300万円なのに、造成費用に800万円かかる」なんてことになれば、買主の手が止まるのも無理はありません。
第3位:昭和の境界トラブル!「境界が曖昧・越境物がある」
市街化区域の古い町並みだからこそ、長年放置されてこじれているのが「土地の境界」です。
どんな状態?:境界確定測量がされておらず隣地との境目が分からない、あるいは隣の家の屋根やブロック塀、樹木が自分の敷地に飛び出している状態。
倉敷のリアル:代々住み継がれてきた庄地区や茶屋町エリアなどの旧家が多い地域や、昭和の分譲地でよく発生します。「昔からお互い様だから」と口約束で済ませていたツケが、売却のタイミングで回ってきます。
なぜ売れない?:最近の買主や住宅ローンを組む銀行は、境界トラブルのリスクを非常に嫌います。購入後に隣人と交渉しなければならない物件なんて、わざわざ誰も選びたくないのが本音です。
第4位:近年のハザードマップ変更で危機感「浸水リスクが重すぎる」
倉敷市内では、近年のハザードマップに対する意識の高まりが、ダイレクトに売却難易度に直結しています。
どんな状態?:ハザードマップで「大雨時に2m〜5mの浸水想定エリア」などにバッチリ指定されている土地。
倉敷のリアル:真備地区はもちろんのこと、高梁川流域や倉敷川沿いの平野部(笹沖や吉岡、藤戸など)でも、市街化区域でありながら水害リスクを気にされる買い手が急増しています。
なぜ売れない?:市街化区域で利便性が良くても、「将来の安全」を最優先する子育て世代の選択肢から真っ先に外れてしまうためです。
第5位:家までの道が「私道」で通行・掘削の承諾が得られない
最後は、見落としがちな「私道(権利関係)」の罠です。
どんな状態?:家に入るための道路が「個人の所有地(私道)」になっており、持ち主から通行許可や、水道管を引き込むための掘削許可がもらえない状態。
倉敷のリアル:過去に個人が開発・分譲した中庄や福田エリアなどのミニ開発地でたまに勃発します。私道の所有者が遠方に引っ越していたり、過去の人間関係でこじれて連絡が取れなかったりします。
なぜ売れない?:家を建て替える際に水道管を引き直したくても、道路の持ち主の「同意書」がないと工事ができません。これがないと住宅ローンの審査すら通らないため、売買自体がストップしてしまいます。
「ウチの不動産、当てはまってるかも…」と思ったら?
市街化区域であっても、売れない不動産には必ず明確な「理由」があります。
しかし、諦める必要はありません。「狭小地専門の住宅メーカーに相談する」「隣地オーナーに買収の提案をする」「現状のまま買い取ってくれる専門業者に依頼する」など、プロの知恵を使えば出口は必ず作れます。
倉敷市の「正直不動産」では、倉敷市建築指導課の後援のもと「相続と空き家の相談窓口」として毎月相談会を開催するなど、空き家や訳あり物件の課題解決に力を入れています。売却だけでなく、賃貸活用・解体・リフォーム・現状買取まで、その土地や物件に合わせた“本当の解決策”を多角的にご提案しています。
「ずっと売りに出しているのに動きがない」「相続したけどどう処理していいか分からない」とお悩みの倉敷市内の土地・建物をお持ちの方は、まずは一度、専門家に相談して不動産の『本当の価値と課題』を整理してみませんか?




